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旧法戸籍の種類は?

旧法戸籍には、明治5年式戸籍、明治19年式戸籍、明治31年式戸籍、大正4年式戸籍の4種類があります。

 

  • 明治5年式戸籍

日本で最初の全国統一様式の戸籍です。この戸籍は、明治5年2月1日から明治19年10月15日までの間につくられました。

 

  • 明治19年式戸籍

現在、取得可能な中で最も古い戸籍です。この戸籍は、明治19年10月16日から明治31年7月15日までの間につくられました。

 

  • 明治31年式戸籍

明治19年式と異なるのは、「戸主となりたる原因及び年月日」の欄が設けられたことです。つまり、「いつ、どのような理由で戸主となったのか」の欄が設けられたことになります。また、父母の氏名や続柄が明記されるようになりました。この戸籍は、明治31年7月16日から大正3年12月31日までの間につくられました。

 

  • 大正4年式戸籍

明治31年式と異なるのは、「戸主となりたる原因及び年月日」の欄が廃止され、その事項が、戸主の事項欄に記載されることになった。この戸籍は、大正4年1月1日から昭和22年12月31日までの間につくられました。

 

【まとめ】

旧法戸籍は4種類あります。明治5年2月1日から明治19年10月15日までの間につくられた「明治5年式戸籍」、明治19年10月16日から明治31年7月15日までの間につくられた「明治19年式戸籍」、明治31年7月16日から大正3年12月31日までの間につくられた「明治31年式戸籍」、大正4年1月1日から昭和22年12月31日までの間につくられた「大正4年式戸籍」です。特に明治31年式と大正4年式の違いは、「戸主となりたる原因及び年月日」の欄の有無になりますので留意しましょう。